2012年9月24日月曜日

春 夏 秋 冬 散歩道


春~

寒い寒いと言っていたころ、
ある日、裸の枝の先がもやもや、ちょっと明るく見えてるのに気付いた。
桜のつぼみができ始めていた。
自分がいち早く春を発見した気分。
それからは、散歩ルートもお花見コースに変更し、毎日心ゆくまでお花見を楽しむ。
 
犬といっしょにいると、人のうちの前でじっとしていても怪しまれないから、のんびりできるのだ。
必ず寄り道するお気に入りの庭があるけれど、それは内緒にしておこう。

 

夏~
太陽との勝負。
 
このとき、とても暑さに弱いうちの犬になったつもりになって道を選択すると、
心地よい場所があるのを発見する。
 
濃い緑が日差しを遮り、風が通りぬける場所。
道は石畳。
 
このポイントでいつも、イヴものんびり伏せている。
 
蝉の声、蝉の抜け殻。百日紅の赤い花と青い空。
 
これが夏だね。

 

 
 
 
 
 
 
 

秋~

秋の朝のひやりとした空気は最高。
 
犬も元気になって、いくら歩いても疲れないし、遠出の散歩でおもしろい場所を発見することもある。
 
去年は、一度、自分の方向感覚を試そうと、いきあたりばったりの散歩に挑戦した。
 
初めて歩く道を楽しんでいるうちに
だんだん暗くなり・・・、
ひたすら5時間ほど歩いてやっと帰り着いた。
 
後で地図を見たらまっすぐ歩いてるつもりが大きくそれていたのが判明。
 
・・・それでも、散歩は楽しい。

 

 

冬~

寒い、
布団から出たくない。
 
でも、えーいと外に出て早足で犬といっしょに散歩すれば体もちょうどあたたまって、いい感じ。
 
雪が降りそうな朝は、
一番乗りして、真っ白な雪の上に、自分の足跡と、その横に小さな足跡をつけようと、
小さなこどもみたいにわくわくする。
 
これは、うちの前の公園に、一番乗りした時の写真。

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